まさか、私がキャンパーになるなんて|ファミリーキャンプはコテージ泊から始めるのがおすすめ

キャンプって、本格的な道具が必要で、アウトドア好きな人たちがやるもの――そんなふうに思っていませんか?

実は、私もそう思っていた一人です。

そんな私が、職場のBBQをきっかけに、あれよあれよという間にキャンプにハマっていきました。山に囲まれ、川のせせらぎが聞こえる場所で、妻と4歳の息子と一緒に、冷えたビールを片手にBBQ――想像しただけでワクワクしませんか?

この記事では、キャンプ未経験のおやじがファミリーキャンプを始めるまでのリアルな道のりをお伝えします。「興味はあるけど、なんとなくハードルが高い…」と感じている方の背中を、そっと押せたらうれしいです。

先に結論

  • キャンプ初心者は「コテージ泊」から始めると挫折しない(道具ほぼ不要・失敗しても安心)
  • 最初に買う道具は、焚き火台にもなるグリルとマルチグリドルだけで十分楽しめる
  • 夏キャンプは暑さ対策と虫対策が必須(虫対策の記事は近日公開予定)

始まりは職場のバーベキュー

きっかけは、職場の懇親会でした。キャンプ場のデイキャンプを利用してのBBQ。アルコールこそないものの、山に囲まれ、川のせせらぎと野鳥の鳴き声が響く中で食べるお肉に、私は完全にやられてしまいました。

「これを妻と息子と一緒にやりたい。ビールとともに。」

それが、すべての始まりでした。

もともと我が家は、「BBQをするために家を建てた」と言ってもいいくらいのBBQ好き夫婦です。しかし、自宅の庭とは比べものになりません。山、川、野鳥――そんなロケーションでやるBBQは、もはや別次元の体験でした。

ただ、ひとつ問題がありました。ビール好きの私たち夫婦にとって、お酒なしのBBQは拷問に等しい。しかし、車がなければこのキャンプ場には来られません。デイキャンプでは、ノンアルコール一択です。

しかし、恐るべしキャンプビジネス。このキャンプ場には、コテージがあったのです。

コテージなら泊まれる。泊まれるなら飲める。飲めるならやるしかない――。

厳密に言えば、コテージ泊がキャンプかどうかは微妙なところです。でも、この体験が私をキャンパーへの道に引きずり込んだのは、間違いありません。

6月・第1回コテージキャンプ|初めての焚き火と息子の反応

6月、ついに家族3人での初コテージキャンプが実現しました。

まず挑戦したのが、焚き火です。用意したのはキャプテンスタッグのヘキサ型グリル。グリルにも焚き火台にもなる優れものです。焚き火には自信がなかったので、BBQを始める前に火起こしからスタート。「薪は火がつきにくい」という事前情報を仕入れていたので、ガスバーナーで着火しました。

パチパチと薪がはぜる音。揺れる炎。その前に座って、ビールを一口。

何より印象的だったのは、息子の反応です。炎を見た瞬間に目をまん丸にしたのは想定内。しかしその後、誰の断りも得ずに、薪をくべ始めたのです。その堂々とした背中が、何よりのビールのつまみになったのでした。

焚き火を囲みながら、グリルで焼肉。いつもは家の前でやっているBBQなのに、自然の中で食べると明らかに味が別物です。山の空気、川の音、そして冷えたビール。BBQが一段落したころ、仕上げにマルチグリドルで海鮮焼きそばを作りました。これがまた、うまくいきました。

食事を終えてからも、ただ火を囲む時間が続きます。今まで経験したことのない、豊かな時間でした。キャンプのすごさを、身をもって感じたのです。

翌朝、初キャンプの興奮が冷めやらぬまま、チェックアウトのときに2回目のコテージキャンプを予約していました。

7月・第2回コテージキャンプ|鶏もも忘れ事件と地獄の熱帯夜

初コテージキャンプの翌月、第2回を敢行。今回の料理の目玉は、マルチグリドルで作る「鶏ももと夏野菜のペザン風」。事前に試作を重ねて作り上げたレシピで、準備は万端でした。

キャンプ場に到着し、焚き火を始め、さあ調理――というタイミングで気づきました。

「鶏もも肉が、ない…。」

リストには書いた。買い物にも行った。でも、冷蔵庫に入れたまま出発してしまったのです。

途方に暮れながらクーラーボックスを漁っていると、奥から焼き鳥の缶詰が出てきました。翌朝のホットサンド用に準備していたものです。「……これでいこう。」急遽、焼き鳥缶のペザン風に路線変更です。見た目はさておき、味はちゃんとおいしかったと、ここに記しておきます。

しかし、この夜の本当の試練は別にありました。

今回借りたのは、コテージの2階の部屋。この年は猛暑で、寝室には熱気がこもり、窓を開けても無風。北海道なので、エアコンはありません。

妻は「夏はキャンプに来ない」と宣言しました。一方の私は、「こんな思いをするなら、外でテントで寝たほうがよっぽど快適だろうな」と考えていました。思えばこれが、キャンパーへの第一歩だったのです。

ちなみに夏の北海道、暑さだけでなく蚊とブヨも容赦なしです。わが家の虫対策は、こちらの記事にまとめています。

運命の出会い|7万円の2ルームテント

翌朝、撤収を終えた私たちは、帰り道のセカンドストリートに立ち寄りました。店内を歩いていると、目に飛び込んできたのが、7万円のコールマンの2ルームテント。

7万円は、我が家にとって予算外の大きな出費です。テントの知識もまだまったくなかったので、この場での購入は得策ではないと判断しました。それでも、昨夜の地獄の暑さで、頭の中はすでに「次のキャンプまでに絶対テントを買う」一色。「テントなら、外の空気が通る。きっと妻も納得するはず。それに、テント泊こそ本当のキャンプだろう。」

帰宅後に調べると、それはコールマンのマスターシリーズ「4Sワイド2ルームカーブ」という、なかなか評判のいいテントだとわかりました。中古で出会えるのは珍しそうだったので、誰かに買われる前にと、1週間後には買いに走っていました。

※私たちは中古で購入しましたが、新品はこちらから見られます。

まとめ|コテージ泊から始めるキャンプ、悪くない

職場のBBQから始まり、コテージキャンプ2回を経て、気づけばテントまで購入していました。

あれほど「キャンプは自分とは縁遠いもの」と思っていたのに。鶏もも忘れ事件も、地獄の猛暑の夜も、今となっては笑える思い出です。そして、息子が焚き火に目を輝かせ、誰の断りも得ずに薪をくべたあの瞬間は、きっとずっと忘れないと思います。

これからキャンプを始めたい方には、私たちと同じ「コテージ泊スタート」を自信を持っておすすめします。道具がなくても、失敗しても、屋根と壁がある安心感。それでいて、焚き火と自然の魅力はしっかり味わえます。

まさか、私がキャンパーになるなんて。

でも、なってみると悪くないものです。次回は、いよいよテントを張っての本格キャンプ。またここで報告します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました