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この虫除け対策を始めてから2年間、妻と息子は蚊にもブヨにも一度も刺されていません。……なのに、なぜか私(父)だけは、刺されるのです。
「虫が嫌でキャンプに踏み切れない」——そんな声をよく聞きます。我が家も妻が大の虫嫌いで、初めての宿泊キャンプには完璧な装備が必要でした。この記事では、我が家が辿り着いた蚊・ブヨの「鉄壁の虫除け対策3選」を、家族を確実に守るノウハウと、私と同じ失敗をしないための教訓(父が7箇所刺される悲劇のオチ…)とあわせてご紹介します。
🏕 先に結論:鉄壁の虫除け装備リスト
- 子ども・肌の弱い人用スプレー(イカリジン):年齢・回数制限なしの基本バリア
- 大人用最強スプレー(高濃度DEET):車のドアポケットに常備、到着後0秒で吹きかける
- 極太蚊取り線香(モンスーン):足元で炊いて、一番狙われる足首を守る
- 携帯用蚊取り(カノクス):トイレ・炊事場への移動中も隙を作らない
- メイン&殺虫ランタン:サイトの遠くに配置し、熱と光で虫を集めて撃ち落とす囮
- インナーテント(蚊帳):酔って寝る前に、必ずここに入る(←父の教訓)
▼ それぞれの理由と選び方は、この先で詳しく解説します。
1. まずは基本!子どもにも安心な虫除けスプレー
我が家では、キャンプをするようになる前も、家の前でBBQをすることが多く、虫除けは必須でした。
妻が愛用していたのは「馬油(ミストタイプ)」です。ただ、日常使いするには価格が高いので、ドラッグストアで虫除けスプレーを買うようになりました。初めは効力や成分などはさほど気にせず、フマキラーやアース製薬の製品(サラテクトなど)、店頭で目についたものを適当に購入していました。
やがて、息子もBBQに参加するようになったので、「小さいお子様にも使える」タイプの製品を意識して選ぶようになりました。 後から知ったのですが、この「子どもに使えるタイプ」の多くは『イカリジン』という、年齢や回数制限がなく肌に優しい成分で作られています。(※我が家が愛用しているのはコレです↓)
このスプレーのおかげで、妻と息子はそれだけで虫刺されを完全に防げていました。
……しかし、私はよく刺されました。 BBQに虫刺されは付き物だと思っていたので、ひどい時は皮膚科を受診することもありましたが、それも含めて「夏の風物詩」として受け入れていたのです。

イカリジンは妻子には鉄壁。でも大人は油断禁物。仕上げは最後の砦のDEETで!
しかし、本格的な大自然でのファミリーキャンプとなれば話は別。スプレーを塗っただけの無防備な状態では、凶悪なブヨの餌食になってしまいます。そこで私が導入したのが、空間そのものを守る「結界」でした。
2. 足元に結界を張る!強力蚊取り線香の配置術
キャンプを始めるにあたって次に調達したのは蚊取り線香です。パワー森林香という商品が有名だったらしいのですが、私が最も効きそうだと感じたのが「モンスーン」です。こちら、日本製品なのですが、東南アジアで販売されているものを逆輸入したものらしいです。東南アジアの虫に効く、その名も「モンスーン」。いかにも強そうじゃないですか?我が家では、これをテントの入り口に加えて、テントの周りにも2〜3個配置して、虫をシャットアウトしようとしていました。
これで、妻と息子は虫に刺されることはありませんでした。しかし、私は、刺されました。私の行くキャンプ場は、ブヨ(正式名称:ブユ、関西などではブト)が多く、私の足はボッコリ腫れるのです。ブヨの場合、「刺す」ではなく、「噛む」ようです。
何回か、噛まれて薄々気づいたのが、足ばかりやられるということです。ブヨにやられると、皮膚科で処方される薬を使って、治るまでに約1〜2週間かかります。
| 項目 | ブヨ(ブユ) | 蚊 |
| 狙う場所 | 足元中心(地上数十cmを飛ぶ) | 全身(呼吸や体温を感知して飛ぶ) |
| 服の上からの被害 | 噛めない(靴下とズボンの隙間を狙う) | 薄着や密着した服なら貫通して刺す |
| 刺された・噛まれた後 | 皮膚を噛みちぎるため痛い。翌日以降に激しい腫れ。 | 気づきにくい。直後から痒みが出るが数日で治まる。 |

僕らブヨは足元専門。靴下とズボンの隙間、いつも狙ってるよ
そこで、モンスーンを、足元で炊くことにしたのです。ここから、ブヨに噛まれる回数が劇的に減りました。
モンスーンでテントサイト(拠点)の足元は完璧に守れますが、トイレや炊事場へ移動する際は、どうしても結界の外に出ることになります。
そこで我が家が導入したのが、携帯用の電池式蚊取り「カノクス(KINCHO × braaa canox)」です。 これを腰やズボンのベルトループにぶら下げておけば、移動中も自分の周りにバリアを張り続けることができます。
いかにもな日用品感がなく、キャンプギアとしてテントサイトに馴染む洗練されたカッコいいデザインでありながら、中身は信頼のKINCHO製(医薬部外品)で確かな効き目があります。
「サイトから離れる時も絶対に刺させない」という、抜かりない防衛システムの大事な要です。
3. 虫を遠ざける!ランタンの光誘導作戦
スプレーで肌を守り、線香で足元の結界を張りました。次に我が家が実践したのが、「そもそも虫を自分たちの陣地に近づけない」ためのレイアウトです。
虫には「より明るい光に集まる」という習性があります。夜はこの習性を逆手に取り、ランタンの配置で虫の動線をコントロールします。
メインランタン(強・白系)は遠くに置く
サイト内で一番明るいメインランタンは、家族がくつろぐテーブルから少し離れた場所にスタンド等で立てます。これが虫を一点に集める「囮(おとり)」になります。
テーブルランタン(弱・暖色系)は手元に
逆に、自分たちが食事をするテーブルの上の照明は、光量を落とします。さらに、虫は紫外線を含む白い光を好むため、手元は虫が寄りにくい「オレンジ色(暖色系)」の光を選ぶのが鉄則です。
私は、白系は自然の雰囲気を壊す感じがするので、一番明るいメインランタンとして「Coleman」のガソリンランタンを、テントから少し離れた場所に立てています。 実は虫は、光だけでなく「熱」と「二酸化炭素」にも強く引き寄せられます。ガソリンを燃やして圧倒的な光と熱、二酸化炭素を放つこのランタンは、ただの照明ではなく、虫をテーブルから一気に引き受けてくれる「最強の囮(バグマグネット)」として最高の仕事をしてくれます。
囮にするメインランタンの近くに一緒に吊るしておきたいのが、ブルーの紫外線ライトで虫を誘い込む「電撃殺虫ランタン」です。 光で引き寄せた虫を、物理的に殺してくれます。朝起きると電熱線に、死んだ蚊がたくさんついていますので、妻が起きる前に掃除しておきます。USB充電式で手軽に使えるものが多く、我が家の防衛システムをより強固にしてくれています。
悲劇の結末:完璧な対策をしたはずの父が7箇所刺された理由
初めての宿泊キャンプでここまでの装備を揃えて臨んだ結果、私たち家族は蚊とブヨに襲われることなく、初日を終えようとしていました。
妻と息子は、ツールームテントの中の奥の部屋(インナーテント)に入り、無事に就寝。私は、焚き火が燃え尽きるのを待ちながらウィスキーを飲み、最後の熾火(おきび)を見ながらウトウトして……そのまま眠ってしまいました。
そして、肘と足首に猛烈な痒みを感じて目が覚めたのは、夜中の2時。 見事に7箇所もやられていました。
Colemanガソリンランタンの燃料と、殺虫ランタンの電池はすでに切れており、光の誘導作戦は崩壊。そこへ、熾火が放っている、虫が好む「暖気」と「二酸化炭素」、そして「アルコール」で美味しく仕上がった居眠りおじさんが一人いれば……蚊やブヨにとって、そこはうってつけのBBQ場となっていたのです。

酔って外で寝てる人は、僕らにとって最高のごちそうです
最後の砦:最強の虫除け『DEET』
あの大惨事の後、妻と息子からこっぴどく怒られ、以降のキャンプでは外で居眠りする回数が減り、私の虫刺されもだいぶなくなってきました。
しかし、自然を相手にする以上、油断は大敵です。 ある夏のキャンプで、草が生い茂るサイトに11時にチェックインし、テント設営を始めてものの5分で足首をブヨに噛まれたことがありました。バリアを張る前の、完全に無防備な状態を狙われたのです。
この反省から、私は「虫除けスプレーは、キャンプ道具の中ではなく、車のドアのサイドポケットに常備する」ことにしました。これで、キャンプ場に着いて、車の外に出た瞬間に使えます。
さらに、私専用の強力な防衛策として導入したのが、『DEET(ディート)』という成分を高濃度に配合した最強の虫除けスプレーです。
初めに紹介した子ども用のスプレー(イカリジン)と違い、高濃度のDEETスプレーは年齢制限(※高濃度タイプの多くは12歳未満使用不可)があるため、幼児には使えません。しかし、その分、大人の肌を守る力は絶大です。
この最強成分を使うようになってからは、たとえ熾火の前で「美味しく仕上がった酔っ払いおじさん」化しても、居眠りさえしなければ、蚊やブヨの猛攻を完全に防げるようになりました!
まとめ:家族の笑顔を守る「鉄壁の虫除け装備」リスト
いかがでしたでしょうか。最後に、我が家が辿り着いた「蚊とブヨを完全撃退する装備」を振り返っておきます。キャンプの準備をする際のチェックリストとしてお使いください。
- 子ども・肌の弱い妻用スプレー(イカリジン配合): 年齢・回数制限なしの基本バリア
- 大人用最強スプレー(高濃度DEET): 車のドアポケットに常備。到着後0秒で吹きかける!
- 極太蚊取り線香(モンスーン): テーブルやチェアの真下に置き、一番狙われる足首を守る
- 携帯用蚊取り(カノクス): トイレや炊事場への移動中も隙を作らない
- メインランタン(ガソリン)&殺虫ランタン: サイトの遠くに配置し、熱と光で虫を集めて撃ち落とす囮(おとり)
- 【重要】インナーテント(蚊帳): 酔っ払って寝る前に、必ずここに入る!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この鉄壁の防衛システムを導入すれば、虫嫌いの奥さんも、安心してキャンプにお供してくれるでしょう。
キャンプにおける最大の敵「虫」さえ克服できれば、奥様やお子様にとって大自然での体験は、かけがえのない最高の思い出に変わります。皆様のファミリーキャンプが、虫刺されのない最高の時間になることを願っています!

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